神経の痛み
神経の痛みには様々な形がありますが、病院の検査で原因を特定できないこともあります。因果関係を確定することが簡単でない症例も多々あるようです。
そういう痛みや痺れがある場合、まず皮膚の表面の監察をおこない、帯電している皮膚を捜します。神経伝達は電気現象で、帯電している皮膚の電気も痛みや痺れを左右するからです。
異常な帯電をしている部位を探せたら、鍼や電気治療気で、電気を抜く治療をします。
足の痛み、手の痺れや痛み、背中の痛み、など応用範囲は様々です。
精神に影響する胃経
胃経は人体にとってとても大切な経絡です。
癌をはじめ多くの慢性的な疾患や重症化する疾患は必ずといっていいほど胃の上の腹皮に邪気が入っています。
胃経は胃の部分から足へと続いていて足の三里などが有名ですが、この足の経絡上にコリが発生する人はそこで胃経の調整をすることができます。
興味深いのは精神的なものが胃経においてコントロールされるということです。三里もそうですが、大腿部のつぼもとても有効で、鬱や不眠症、統合失調症にも応用されるべきです。
このことは上に上がってしまっている邪気を下に降ろすという意味合いと、胃の持っている精神作用である思憂とがあると思われます。
古典には、脾胃の病は高いところに上って歌うことを好むとありますから、煙突に登って歌うような軽い狂の状態をも示唆しています。
乳がんの肝臓転移について
乳がんの方に特徴的なつぼとして乳中の下5~10cmくらいの胃経上のしこりというか滞りがあります。
これを取り除くと胃の滞りが減少し、免疫力向上が見込まれます。
しかし乳がんで肝臓への転移がみられる場合、右の胃経の部分に肝臓が重なってくるので、デリケートな治療が必要になります。
リフトアップと胃経の関係
リフトアップが必要な箇所はすべて胃経の走行部位になっています。
顔もそうですし、ボディーラインもそうなのです。
ということは、胃経の気の流れが力不足の為、たるみが生じてくる。
同時に胃のもたれや下垂がおきていることも多いのです。
リフトアップが必要な方は、まず胃にやさしい生活をすることをおススメします。
そして胃経の走行を阻害している邪気を取り除くことです。おためしください。
潰瘍性大腸炎から大腸がんに
潰瘍性大腸炎から大腸癌に変化する症例が多いことを考えると、たかが大腸炎といって放置することができません。
過敏性大腸炎のように精神的ストレスとも関係の深い大腸炎や、食べたものによるアレルギー的な大腸炎にしても、それは正常な状態ではないからです。
解毒、排毒、廃毒といってしばらくのあいだ毒素を出す期間が続くこともありますが、やはりサーカディアンリズムに乗った腸の運動が一番健康的で自然です。
大腸がんが潰瘍して、多臓器に転移している場合も、胃の邪気の広がりが認められました。そこが治療点になっています。
脳と膀胱経の関係
大脳の活動が鈍くなる、頭の回転が悪くなった、記憶力の低下、ぼけ、認知症など頭の問題を抱える方が増えています。年がかさむと誰しもそのようになっていくのですが、このことと膀胱経は無関係ではないと思います。
高齢になると全身の筋力の低下と共に膀胱括約筋も緩くなり、おしっこの対策を必要とするようになります。しかし尿漏れに悩みながら、骨格筋はしっかりしている方もあります。高齢と膀胱経は密接に関係しています。高齢になると膀胱の問題と頭の問題が同時に始るのは偶然ではありません。
ということは、、、膀胱経への施療が膀胱にも有効なように、脳の機能にも有効だということです。
腎、膀胱を通る膀胱経という経絡は、脳に入る経絡です。すなわち脳を活発にする気は、膀胱に行く気と同じなのです。
下腹部の冷えている高齢者には、膀胱経に気を入れる治療をすることで、脳への気の流れも良くなっていくのです。
下腹部に家族の暖かい手を置いてあげるだけでも大きな変化が見られることでしょう。
乳がんについて
乳がんだけではないですが、腫瘍、悪性新生物に共通している特徴は、胃の邪気との関係があるということです。胃の邪気が貯まっていると免疫機能が低下して、小周天が不通となり、自然治癒力が働かなくなってきます。
最近疲れがひどい、疲れが取れない等と表現する人が多いのですが、、
来院される方で腫瘍のある方は、自然治癒力が効かない感じを持っている方が多いのです。
乳がんも、子宮がんも、胃の邪気を取ることが先決で、病院との治療とも併用されます。抗がん剤投与などで吐き気症状が出ることも多いですが、胃にダメージを受けているからです。受けたダメージには、胃の邪気を取る治療が必要です。
筋膜の歪みは局所の帯電
筋膜の歪みが全身に影響を及ぼしているということをテレビで言っていました。
全身の筋膜の歪みを観察してみると、古来からつぼになっているところにそういう硬さを感じられます。
足関節、手関節、腰、肩をはじめ全身の関節にはつぼが集中していますが、まさにその部分に歪みが感じられます。
この歪みに電気治療を施すと瞬時に全身的な影響が感じられます。
大腿骨頭部の電気を取ると、数秒で肩が緩むというような距離のある影響も極普通に経験されます。
筋膜の歪みは局所の帯電によります。
帯電した肌肉は、気の通りを悪くしてしまうからです。
百会で呼吸する
生まれる前、つまりお母さんの胎内にいた時は、どんな呼吸をしていたでしょう。
今お腹の中央にある臍から血管が伸びていてお母さんの胎盤とつながっていました。そしてそこからすべての栄養素や酸素が送られてきて、老廃物や二酸化炭素を送り返していました。
生まれる前の赤ちゃんの中心は臍だったのです。
おぎゃーと叫んで生まれた瞬間、へその緒を切られ、命脈を絶たれる思いをするのです。死ぬーっと叫んでいるのかも。
でも次の瞬間、今度は口が臍の代わりに開かれるのです。臍を中心に流れていた栄養素も空気も、今度は口を入口として流れ込んできます。空気が肺に入った瞬間から新しい気の流れ、経絡が始るのです。
肺経に始る経絡が身体の中を一巡りして、生きている、息しているという状態が始るのです。
臍にあった身体の中心が口に移動しました。それでも臍はまだ五臓六腑の中心としての役割を続けています。それとは別にもっと力強い任脈、督脈からなる小周天が口を中心に動き出し、すべての経絡を主管します。
地上での肉身生活は120年続けて、この循環を繰り返しています。そして百会と会陰が北極と南極のように両極を成していきます。
会陰の発達と共に思春期に入り、愛の感性が芽生え、愛による呼吸が始ります。人間の霊人体は会陰と百会とで愛を呼吸しています。そして愛の感性が完成すると次の世界に行く準備が整いました。
僕らは頭の上のひよめき(百会)と細胞で愛を呼吸して生きるようになります。
中枢神経から来る手のふるえ
手の震えがおきる原因についてパーキンソン等を疑ったあとに、尚、解決しない震えについて取組んでいます。
水銀を歯の治療に使っていたため、何年かして、症状が悪化したと判断し、思い切って水銀を取り除く手術をしていただきました。
手術後、手に力が入るようになり、震えも減ったため、やはり水銀の影響が大きかったと判断できました。
しかし完治には至らず、更に細胞レベルに入っている水銀を抜く為にミネラル水の飲料をしていただきました。そして頭部への電気治療を加え、腎、膀胱経への鍼をしています。
この治療で、まだ完治には至っていませんが、改善傾向で、特に治療した数日はほぼ大丈夫になっています。
水銀の恐ろしさを感じると共に、身の回りの重金属をチェックする必要がありそうです。