ストレスから脳を守れ
NHKの特集『キラーストレス』を見て
ストレス社会に生きる僕たちにとって、ストレスとどう生きていくのか? は大切な問題です。
「ストレスによって脳の扁頭体が刺激を受け活性化するのを、前頭葉の認知する野が抑えてくれる。」
「ストレスを認知し、どれくらいストレスなのか考えたり、対策を考えたりすることで扁頭体を抑制することができる」
今まで頭を冷やして考えろ、冷静になって考えろ! と言われてていた部分が科学的に解明されました。
ストレスを感じたときは、ストレスの度合いを認知していくだけでストレス感が減っていくなんて!
「ハーバード大学の研究で成人2200人の調査をした結果、今現在のことを考えている割合は53%。過去や未来のことを考えている割合は47%になります。」
いかに現在以外のことで悩んでいることか。。。
脳の中を現在のことではないことが占めている時間が半分にもなるとは。
この解決策として今の自分に関心を向けて、瞑想することを勧めていました。
今の自分の呼吸や内部感覚に集中することをマインドフルネスと呼んでいました。
「マサチューセッツ大学では閾値下鬱の方が8週間で体の問題が35%改善。心の問題が40%改善しています。」
ストレスで損傷した海馬の神経細胞突起が修復し、扁頭体が抑圧された結果です。
脳の状態が瞑想や運動で変化していくのを科学的に証明できた点が素晴らしいと思います。
閾値下鬱の方も治療薬を試される前に、運動や瞑想で改善することが期待できます。
源義堂では、過度のストレスの影響を腎膀胱経で治療しています。
膀胱経が脳に入る経絡であることと、ストレスホルモンが副腎と関係するからです。