腸との対話
若くて健康な時は腸の存在なんか忘れているけれど、寿とともに気になりはじめ、存在感を増しているように思います。
考えてみると、腸には随分無理をさせてきました。自分の寿と同じだけの期間、ずーっと食べ物を通し続けてくれたのですから。
便秘して、下痢して、一緒にトイレで悩んだこともあります。腹を抱えて、腸がよじれるほど笑ったこともあれば、断腸の思いに沈んだこともあるのです。
気づかないけれど、ずーっと自分に寄り添ってくれている腸でした。
腸って何だ?
腹のなかには圧倒的なエネルギーの塊が入っています。無限の広がりを感じる時もあり、ひとつの小さな塊のように感じる時もあります。感情と一緒に動き、唖然として止まってしまうことも。
過去の記憶がしまいこまれている腸のひだ。そういう過去の負のエネルギーの詰まった所を解放していくと、ずっと楽に生きられる気がします。