陰陽の二性性相
東洋医学の根っこともいうべき根本原理は、陰陽二元論です。
すべての存在が陰陽から成っている!という思想。
これなくして自然界の存在や現象は説明できません。
人間も一人の個体の中にあるすべての組織や器官は陰陽で成り、陰陽で機能しています。
そればかりではなく他の存在との間に陰陽の関係を持っています。
すなわち男女を考えれば男性が陽であり女性が陰になります。
磁石にSNがあるように、電気に+-があるようにすべてのものは陰陽の関係性を持っています。
ここで重要なのは関係性を持っているということ。
存在するということは、必ず関係性を持って存在しています。
関係なく存在することはできません。存在している瞬間に、宇宙のあらゆるものと関係を持っています。
そしてすべてが1対1の相対関係になっています。ペアシステムです。
夫と妻、親と子、兄弟、姉妹、先生と生徒、人と犬などなど、一人はすべての存在と1対1の相対関係を持っています。
そしてこの1対1の引き合う関係こそ、存在の喜びであり、存在し続ける動機になります。
私達の身体の中も同じです。細胞と細胞が関係しあい、組織と組織、器官と器官が呼応しあっています。
そしてそれが存在する喜びの波動となって私たちに幸福感を与えてくれています。