鳩尾を用いて肩甲骨の周りのコリをとる
経絡秘孔と言ったら大袈裟な感じがしますが、自分の手で諸病を癒すことができるなら、それは経絡秘孔と言えるでしょう。
昔から病コウモウに入ると言って、病がコウモウすなわち肩甲骨下縁に入ると重症化することが知られていました。
現在も肩甲骨の内側が凝る人が増えています。
手先を使う仕事、例えばパソコンを使った事務作業等は長くやっていると肩が凝り、肩甲骨や背中全般のコリに発展します。
肩甲骨は、胸椎の3~7番くらいの高さにありますので、五臓からすると肺、心の影響を受けやすい部分です。
手のことだけではなく、ストレスを抱えていると肩甲骨が固まってしまいます。
このコリを取るのに柱に背中をこすりつけたり、ゴルフボールの上に背をつけて寝たりするのも良いですが、
鳩尾を刺激するのも有効です。
鳩尾は剣状突起のあるみぞおちで、そこの周りに電気が溜まりやすく、老廃物も溜まりやすくなっています。
鳩尾を指でほじくるように綺麗にすると、痛い部分があります。
それがまさにツボで、適当な刺激を加えると上下の気が交流し、スッキリします。