肺も血液の供給源
血小板が最終的に成熟する場所は、骨髄ではなく肺であることがわかった。(nature 2017/4/6)
血小板はこれまで骨髄で作られると考えられてきたが、成熟した血小板が作られる組織については詳しくわからなかった。
カリフォルニア大学のルフランセ博士らの実験で、非常に多くの巨核球が肺を循環しており、活発に血小板を放出していることがわかった。
東洋医学では、肺の気は防衛反応を持つ。
血小板の止血して身を守る作用を表していたのか。
さらに、肺には造血前駆細胞とともに成熟した巨核球と未成熟の巨核球の集団が存在している。血小板の減少や幹細胞の減少がおきると、これらの前駆細胞が肺から移動して、骨髄に再定着し、血小板の数を回復させることもわかった。
東洋医学でいう、肺と腎の相生関係が見えてくる。