恐怖が病気の原因になる
恐怖心を持ちたい人がいるでしょうか
お化け屋敷に行って恐怖体験をしたい人は、怖いもの見たさという人間の好奇心の強い人なのでしょうか
ジェットコースターやバンジージャンプに挑戦する人も身がすくむような思いをしながらそれを克服する手ごたえを感じたいのでしょうか
お化け屋敷もバンジージャンプも、それがいずれ終わることをわかっているから楽しめるのではないでしょうか
それが永遠に続く恐怖だとしたら、それを自分のものにしたい人はいるのでしょうか
今朝の『チコちゃんのぼーっとしてるんじゃねーよ』(テレビ番組)で、バンジージャンプなどの高い所で怖さを感じる時には下腹部がぞっとするような感覚を覚えるというのをやっていました
九州大学の吉原先生が膀胱の筋肉の伸縮によってそういう感覚になると説明しておられました
東洋医学では恐怖は腎に属する感情ですので、強い恐怖は腎を傷めます
高所の恐怖も腎に影響して、腎の現れている下腹部に反応がでるということになります
「東京は怖い」と言って地方に隠居された方がいました
どのような怖い思い出が東京にあるのかは別として、恐怖は腎に影響し、腎経、膀胱経の問題が起こる場合があります
膀胱経は脳を通過しますので、脳の様々な問題も起きてくるのです
心の中に恐怖を持っていると、それは毒になります
腎を傷め、全身にも影響します
治療を通して恐怖を取り除く作業が必要になります