暑さ対策①暑さから脳を守る
暑中お見舞い申し上げます
今年も暑いですね。お身体大切に、快適な所でなるべくお過ごしください。
暑さ対策としてまず脳を冷やす工夫が必要です。
PCも熱に弱いように脳の働きも相当な熱を発していますので常に冷却が必要です。
頭を冷やす方法として効率よいのは、耳を水などで冷やすこと。それと首筋も頸動脈から冷やすことができます。
冷たい物を飲んだり食べたりというのは、頭を冷やすには良いのですがほどほどにしないと胃腸も冷えすぎてしまいます。
常温の水でも結構熱は取れます。
更に肺呼吸というのも体内の熱を発散する重要な方法です。
犬のように舌を出してハアハアやるのも外気が体温より低い場合にはとても有効です。
脳を守って夏を乗り切りましょう。
治療する手がしていること
治療をしている時、自分の手が別の感覚を持ち、予想外の効果をもたらすことがある。
治療する手は目に見えている手の大きさよりも大きくなったり小さくなることもでき、実に細かい作業まで進めることができる。
異次元という言葉がとてもあうような気がする。まことに不思議な手の感覚だ。
パラグアイにいたときよく目にしたキリスト教系の病院の看板には、執刀医の背後から手を添えるイエスキリストの姿があった。そういう感じかもしれないが明らかに自分の手だ。
治療する手から気がでる治療家もおられるが、何かの光線がでるというよりも自分の場合は手が形を変えたり、患者さんの方が変化したりするように感じられる。
自分の手が患者さんのお腹に触れると、霊的な手が患者さんの霊的な胃を掴んで揺さぶることがある。
直感的に表現すると以上のような感じです。
誰かの何かの参考になってくれることを願っています。
治療の飛躍的上達は既成概念にとらわれないこと、自分の手が持っている可能性を見えているそこまでに押し留めないこと。
春の気の乱れ
春のめまいは気が動くから。 春の芽吹きのように気が上に外に広がって動きます。 身体の中でも気が動くのでめまい、ふらつきが起こりやすくなります。
心の面では緊張がゆるんで優しい気持ちになれたり、外向きの心になって新しい友達ができたりします。 しかし気が動くので不安な気持ちになったり、ふわふわしたり、気持ちが乱れるということも起こりやすくなっています。
めまい、ふらつきは肝経の異常が考えられますから、経絡が起こる足の親指の人差し指側を刺激します。
そして気のバランスの乱れを調整するには三陰交(足の内くるぶしの上)が効果的です。三陰交は肝経、脾経、腎経の交差点になっていますから、全身の症状にとても有効です。
春に食欲不振などの胃の症状が現れる時にも刺激してください。
春の気は新しいことを始めるのに良い気です。学校や会社も4月からスタートするのは自然の理に合っています。前に進む、上昇する気が後押ししますからやりたいことを始めてみてください。
謹賀新年
あけましておめでとうございます
初日の出をご覧になりましたか?
午前7時少し前、家の外に出て東の方が明るくなるのを待ちます
見てみるといろいろな方が東を見ながら同じように待っています
期待が膨らんでワクワクしながら待っていると
サーッと光が射してくる
目の奥まで光を入れて視床下部、脳下垂体まで光を当てます
頭の隅々まできれいに清められ、すがすがしい一年が始まります
今年の太陽は特に
燃えるような情熱、創造主の熱い心情を感じます
熱く燃える情熱的な心情的な一年になりそうです
今年もよろしくお願いします
後頭部のインカ骨と腰痛、仙骨痛

インカ骨
インカ骨とは後頭骨の上にまれに見られる特別な骨で、特に古代のインカでよく見られる特徴です。
とはいえ日本人にも相当数この骨をお持ちの方がおられるそうですので、ルーツを考えるのに参考になるかもしれません。
インカ骨があるインカ人の写真を見ると後頭部が後ろに大きめになっているようです。
このインカ骨の三角の頂点は、鍼を刺すと腰痛に対応していて、特に腰仙関節に痛みが有る時によく用います。指で押してもずんと響いて気持ち良い場所ですのでお試しください。
インカ骨の無い人では後頭骨の頂点になります。左右の頭頂骨と後頭骨が集まる三叉路のような点を強めに押してみてください。
経穴の名前で言えば、強間が一番近いと思われます。
新型コロナ第7波に感染して
7月末に新型コロナの第7波に感染してしまいました。たぶんオミクロン株です。
来院予定だった皆様にはたいへんご迷惑をおかけしてしまいましたが、2週間近く閉院させていただきました。
通常の風邪気味ならビタミン、ミネラルを意識すればすぐに回復するのですが、第7波は感染力が強いのでしょうか、発熱してしまいました。
脈がいつもより早くなっていたので検温すると36.6度。程なく36.9度まで上がってしまったので診療を終わりにし、PCRを受けに行きました。翌日には電話で陽性と言われました。熱は37度から38.7度まで上がりました。食欲もなく、隔離された自宅の一室でおとなしく自分と向き合う生活となりました。
幸い症状が軽く、とにかく時間があったので、自分の身体を観察し治療しながらコロナの研究をしました。
そこで僕なりに気づいた特徴としては、心(心臓系)の問題が脈とお腹と背中に顕著に出ているということです。特に37度台まで落ち着いた時の脈がとても印象的てした。心、心包虚の脈で変わった波形の脈がありました。この形は言葉にできないのでお伝えすることができませんが。無理に表現すれば血管を抑える指の下を長いものが通過するような感じです。(個人の感覚です)
そして背中には肩甲骨内側に痛みが出ていました。頸椎5番付近です。これも心兪という経穴付近で心臓系と関係が深い所です。
このように僕の場合は心の問題が現れましたので壇中、みぞおち付近に鍼をして、腕の心包経、三焦経にも補助的に鍼をしてみました。
これくらいの治療で背中の痛みはとれて脈も変化しおちつきました。
ひと眠りすると熱も下がり、あとは食欲が落ちていたのを戻すべく胃の治療に移行しました。
僕の場合のコロナはこんな感じで熱も下がりましたが、その後の後遺症と言いますか、味覚、臭覚がいつもと違い、体のだるさと立ち眩みがしばらく残りました。
味覚、臭覚の異常、体のだるさなどもやはり心からくる症状のようです。心と胃の治療で解決できました。
以上、僕の場合を書きましたので、ご参考にしてください。
橋本病(慢性甲状腺炎)
70代女性で橋本病の診断を受け薬物療法をうけている患者さんへの施術について報告します。
初めにおことわりしておきますが、橋本病を治療できたという医学データを比較しての報告ではなく、医師ではない鍼灸師が施術したときに起きた変化を主観的に報告するものでありまして、鍼灸師の方が同じような患者さんを施術されるときにご参考にしていただきたいものです。
橋本病は甲状腺炎ですので首にある甲状腺の右側が特に炎症していました。のどが痛く、常に痰をもち咳をすることもあります。首肩のコリも特に右が顕著でした。
源義堂で行う通常の五臓六腑を調整する施術をすれば普通の肩こり首コリであれば解消するのですが、この方の肩首は一旦ほぐれたのですが、座位にしてみるとまたバンバンに右だけ固まっていました。
この方はうつ症状も軽くあったりして半夏厚朴湯を処方してもらっているそうですが、この肩のコリはうつからくるコリという感じではなく、確かにガチガチで炎症と同じ感覚を受けました。
施術は手の三焦経の前腕部にあるコリへの刺鍼です。このケースでは5か所に短時間の刺鍼を行ったところ、すぐに右肩首コリが解消しました。
1つの症例として参考にしていただき、三焦経を試してみてください。
繰り返しますが、治療効果を保証するものでは決してありませんので、誤解なさいませんように。
医薬難民救済
病院などの医療機関で治らない病人を治すのが僕の夢です。
病院ではいろいろな検査をして、その症状から病名を割り出しておられますが、人の状態は千差万別で、しかもその日の天気や仕事、人間関係なんかにも左右されています。それを思うと同じ病名でもいろいろで、その方の状態を表すのはとても難しいことだと思います。
この点は東洋医学でも同じですが、病名をつけなくても治療を進められるのは鍼灸の良い所だと思います。
病名が付かないと治療が決まらないので、場合によっては、治療できない、わからないということが起きてきます。病院では症状を話しても相手にされないという話も何度も聞きました。
これを難民に例えるなら、医療難民?
医療や薬で助けてもらえない困難を感じている方々を医薬難民と呼び、この方々を救済するのを僕のライフワークにしようと決めました。
医薬難民の方々、どうを源義堂へおこしください。
ここでは東洋医学の観点で診断治療し、説明し理解していただき、寄り添う、医薬難民救済を目指します。
東洋医学なら未病の段階で処置できます
東洋医学の素晴らしい所は、未病の治療にあります。
多くの人はいつか病気になる不安を抱えていますが、病院では病気になるまで治療がありません。
病気になるまで待つよりも、定期的に東洋医学を受診して、未病の段階で治療をしておく方が良くありませんか?
身体への負担はもちろんのこと、経済的負担を考えても絶対その方が良いと思います。
肩こりや腰痛などの自覚症状が無い方でも、月に1回くらい源義堂に来て20分位のチェックと施術をしておけば、未病の段階で済むことが多いはずです。
病気になるまで頑張らないで、源義堂にきてください。
うつの原因は脳の血流不足
うつ病の原因は脳の血流不足という話をよく耳にします。
ネット検索で最初に出てきたのは、
脳血流99mTc-ECD SPECTを用いたうつ病像の客観的評価法の研究開発
労災疾病等13分野医学研究・開発、普及事業,分野名「勤労者のメンタルヘルス」
─ 脳の画像によるうつ病像の客観的評価法の開発 ─
独立行政法人 労働者健康福祉機構
勤労者メンタルヘルス研究センター による
脳血流が一目でわかるように示されていてとても参考になります。
これによればうつ状態の時は特に左の耳の周り付近の脳が血流不足になっているということです。
耳を触ったり引っ張ったりすると耳の周囲の血流が増加して熱くなりますので、うつの予防になることが期待できます。鍼灸でも問題の部位に気を誘導するのに意識の力を用いています。写真を見て自分のその部位に意識を集中してみてください。どの辺なのかよくわからない場合は源義堂へ。
血流を変化させるような強い治療をしますとのぼせて眠れなくなる場合もありますので軽い刺激から始めましょう。そして足の三里なども刺激しておくとのぼせ防止になります。