うつの原因は脳の血流不足
うつ病の原因は脳の血流不足という話をよく耳にします。
ネット検索で最初に出てきたのは、
脳血流99mTc-ECD SPECTを用いたうつ病像の客観的評価法の研究開発
労災疾病等13分野医学研究・開発、普及事業,分野名「勤労者のメンタルヘルス」
─ 脳の画像によるうつ病像の客観的評価法の開発 ─
独立行政法人 労働者健康福祉機構
勤労者メンタルヘルス研究センター による
脳血流が一目でわかるように示されていてとても参考になります。
これによればうつ状態の時は特に左の耳の周り付近の脳が血流不足になっているということです。
耳を触ったり引っ張ったりすると耳の周囲の血流が増加して熱くなりますので、うつの予防になることが期待できます。鍼灸でも問題の部位に気を誘導するのに意識の力を用いています。写真を見て自分のその部位に意識を集中してみてください。どの辺なのかよくわからない場合は源義堂へ。
血流を変化させるような強い治療をしますとのぼせて眠れなくなる場合もありますので軽い刺激から始めましょう。そして足の三里なども刺激しておくとのぼせ防止になります。
湿邪が脾をやぶる
雨が続きますがお元気ですか?
湿邪は脾をやぶる といって、湿度が高いと脾が損傷をうけます。
症状としては食欲不振などの胃腸障害、なんとなくだるい、考えがまとまらずイライラする等。
エアコンで除湿して室内の湿度を下げるのはもちろんですが、湿った服は取り替えてよく乾いた服を着るのも対策になります。
図の赤い点は隠白(いんぱく)で脾経の始まりとされています。足の親指の爪の際にありますが、これを手の爪などで刺激すると脾経を活性化させます。
さらに青い点は太白(たいはく)で脾経の原穴で代表する一穴になります。これを指で刺激すると食欲が出て、胃も楽になり、肩首や頭まですっきりしてくることもあります。
お試しください。
メンタル弱いのは治せるか?
メンタルが弱いという話をよく耳にします。日本語にすれば、心が弱い、意志が弱い、押しが弱い、、という感じでしょうか。相手から何か言われてしまうとすぐに折れてしまったり、しゅんとしてしまう人のことです。メンタルストレスにすぐに負けてしまう人。
メンタルクリニックに行くほどでもないけれど、こういう方って結構いらっしゃいます。特に男性。
東洋医学では、こういう症状は胃の問題で、胃経や脾経をまず施術するようにしています。人間の心はいろいろな臓器で分担して統合されていますが、特に意志の力のようなものは胃ととても関係が深いのです。食物を消化する胃が、様々なストレスも消化してくれているのです。
大きなストレスがかかると身をよじるような思いをしますが、この時、胃ではよじれるような蠕動運動が起きています。ずっと以前にテレビの番組で雑巾のようによじれる胃の映像を見て愕然としました。強いストレスのせいで真っ赤になってよじれる胃の姿は、まさに忍耐してよじれる人間の心の形そのままです。
しかもそこに食べ物が入っていることが多いですから、胃というのは本当に大変な仕事をしている。胃に感謝
胃を強くしていけば、ストレスに負けない、意志のはっきりした強い心になれます。少々のストレスにはびくともしない心は現代社会にはとても必要ですね。
そのために簡単に自分でやれることとしては、本当に簡単ですが、胃をやさしく撫でてあげることです。自分の胃に感謝の心を伝え、胃を服の上からでも撫でてあげることです。この時、上から下に撫でる方が消化の方向に逆らわず心地よく感じられます。
やってみて。