へそから口へと気の中心が動く
胎内でへそを介して栄養を得ていたので、気の流れの中心はへそ神闕でした。
誕生と同時に、口を大きく開けておぎゃーと叫び、口呼吸できるようになります。
新生児にとって口がすべてですから、この時の気の流れは口を中心にしています。
督脈は兌端で終わり、任脈は承漿で終わります。これらがいずれも口にあるのは、食べ物や空気が気と共に口から入り下降し、それが下から表皮にある任脈、督脈を通って口に至る回路が主流であった名残でしょう。
へそ神闕は母親と直結しています。誕生後も母乳と母の愛をもらいながら育っていきます。新生児の全意識はおそらく口に集中しているでしょう。
お母さんたちの多くは赤ちゃんを抱きながら幸せな気持ちになることでしょう。授受作用により母子が繋がっているからです。
私も父親としてほ乳瓶でミルクをあげていた頃がありましたが、母子の繋がりには遠く及ばなかったと思います。
お母さんたちにはなるべく母乳を飲ませてあげていただきたいと願っています。
だんだんと乳離れする頃になると、脳や感覚器官も発達し、自分の手で食べ物を摂取するようになります。主張したり行動したり、環境に働きかけるようになります。口や消化器に集中していた気が全身に分散していきます。


