リーキーガットと帯電
腸管壁浸漏症候群(リーキーガット)という言葉をよく目にするようになりました。
小腸の腸壁が炎症をおこし、分子レベルの穴があいて、腸内の物質が漏れだす症候群。
血管内に漏れだすとか、腹腔内に漏れだすとか、いろいろな話が錯綜しているようです。
漏れだす状況はさておき、腸の内外に炎症をおこすということに注目したい。
原因物質はいろいろかと思いますが、最近よく見るのはグルテン。
最近読んだ栄養に関する書物には小麦のグルテンの影響について書いてあります。
「最高の食事法」シャロンモアレム著など参考にしてください。
腸の炎症が血管を通じて大脳にも影響し、認知症を助長するとの説もあります。
確かにパン食とご飯食とでは食べた後の感じが違うように思えます。
これについて皆さんがそれぞれにお試しされることをお奨めします。
シャロンロアレム氏によればDNAによって炭水化物の消化に個人差があるとのことです。
腸の炎症から負傷電位が生じ、その電気が腹膜からお腹の肌肉に帯電するとすると、リーキーガットがお腹のコリの大きな原因とみることができます。
お腹の帯電は五臓六腑に様々な症状を起こしますから、何を食べるかということが大きな問題になります。
帯電を放置せずに鍼やハッピーヘルスで除去してください。
そして特に日本人は小麦を減らしてお米に移行した方が良さそうです。
ところで日本人がパンを食べるようになったのは戦後のGHQの影響だとか。
当時始まった学校給食がご飯ではなくパンでした。
国際関係アナリストの北野幸伯氏の視点は面白く、パン食をご飯食に変えていくことで日本の食糧自給率が上がり、将来予想される食糧危機が回避できる!と「自立国家日本の創り方」に書いています。
こういう観点からも、小麦よりお米 米 米 米を食べましょう!
太極から陰陽が生ずる
すべてのものは陰陽の関係性をもっている。
陰陽二元論は東洋医学の基本中の基本ですが、その本質が理解されていません。
陰陽の関係性でこの世もあの世もできているということは、互いに引き合い、くっつきたい、作用したい、好き好きという愛のメッセージが充満しているということ。
つまり創造のコンセプトは「愛」。
愛ですべてが創られているということなのです。
なんか恋人たちの想いの世界がそのままに実現している世界のようです。
男女の間の引き合う力ははかりしれませんが、そういう力で人間の体も、万物も造られている。
これはすごいことですね!
その根源が太極。。。
そこからすべてが生まれてくるので、第一原因。宗教的に言えば神、創造主。
「神は愛なり」といいますが、、、だから陰陽なのですね。
自律神経には交感神経と副交感神経があって、拮抗する働きをしながら内臓や諸器官の働きを調節しています。
まるで父親と母親が協力して子育てをしているような姿で、人の活動を支えているのです。
善悪の分岐点に立つ
新型コロナが世界を大きく変えています。
何が善で何が悪なのか?混沌としてわかりにくい時代になりました。
善の中に悪があり、悪の中にも善があり、言ってみるとすべてが利己的な悪を含んでいるようにも見えます。
僕が最も気に入っている「善悪の判断基準」は、それが利己的であるかどうか?ということです。
細胞レベルでは自己中心に増殖する細胞はがん細胞と呼ばれます。
自己中心的な人や集団、政治家、政党、国家等、、利己的なものはみな善悪で言えば悪に見えてきます。
世の中の人間の活動の殆どが利己的な欲望を達成するために行われている、、、とすると、なんか悲しいですね。でもそれが現実かも。
利己的な欲望、、と書いたのは、利他的な欲望もあるからで、一括りに欲望というと悪い印象があるけれど、欲望そのものが全て悪いわけではない。
自分についても例外ではなく、自己中の考えや行動を取ったとき(しょっちゅうですが)、自責の念が湧いてきます。
真っ白な善の自分でありたいのに、そうではない自分の姿を見る苦痛をいつ終わらせることができるのか。
煩悩と闘ったブッダや親鸞、数知れない僧たちの想いはこんな感じだったのでしょうか。。。
善悪の分岐点に立って、善悪を分別するところから病気の根本原因がみえてきます。